日頃お世話になっている電球について、あなたはどこまで知っていますか?
一度は素朴な疑問を 持ったのではないでしょうか?知って微得!
電球の豆知識をご紹介します。
- Q. 同じワット数の蛍光ランプでも電球色と昼白色では明るさが違うの?
- A. ランプの中に塗布されている蛍光塗料の色が違うだけで、明るさは変わりません。しかし、人の感覚では赤みをおびた電球色の蛍光ランプのほうが、白っぽい光の昼白色蛍光ランプに比べて暗く感じてしまう傾向があります。
- Q. 白熱灯器具に電球蛍光ランプを取り付けても大丈夫?
- A. 白熱ランプを電球形の蛍光ランプにかえたい場合、器具によっては交換が可能です。蛍光ランプ使用可能のマークが表示されているかチェックしてください。白熱ランプを経済性に優れた蛍光ランプに交換できます。
- Q. 指定ワット数以外のランプでも取り付けられるの?
- A. 白熱ランプの場合、器具指定のワット数以下のランプなら取り付けが可能です。例えば60Wの器具に40Wのランプを取り付けても問題ありません。
- Q. W数は明るさを表す単位?
- A. ランプには40W、60Wなどワット数が表示されていますが、これは明るさを表すものでなく、消費電力を表す単位。実際白熱ランプのワット数が同じでも、明るさは蛍光ランプの方が4~5倍も明るく、経済的です。
- Q. 赤っぽい光にすると、やすらぎを感じるのはなぜ?
- A. 人は太陽が昇ると活動をはじめ、夕方から夜にかけて休息するといった生体リズムがあります。ですから、夕日のように低い位置から赤っぽい光(色温度が低い)を灯すと、人は自然とやすらぎを感じるのです。一方、天井からの白っぽい光(色温度が高い)は日中の太陽をイメージさせ、活動的な気分になります。生体リズムに配慮した照明計画にすれば、目的やシーンに合った快適な光環境がつくれます。
- Q. クルーゾフ効果とは?
- A. 光が人に与える心理効果をクルーゾフ効果といいます。例えば、昼白色蛍光ランプの明るく青白い光(色温度の高い光)は気分を爽やかにしますが、照度が低すぎると陰気で寒々しい感じになります。一方、白熱ランプの赤っぽい光(色温度の低い光)は照度が低いとおだやかな雰囲気になりますが、照度が高すぎると暑苦しく、不快感を与えます。
- Q. 13Wの電球型蛍光ランプってどんな利点があるの?
- A. 13Wの電球形蛍光ランプは白熱ランプ60Wに相当します。22Wの電球形蛍光ランプなら白熱ランプで100W程度の明るさに相当します。電球蛍光ランプの年間の電気代は白熱のランプの約4分の1です。